梅雨が明けると、岡崎の朝はあっという間に明るくなります。まだ蝉の声が聞こえ始める前の、ひんやりした早朝。うおのぶ食堂の仕入れは、その時間帯からもうスタートしています。
こんにちは!うおのぶ食堂の店長、西田京介です。
「今日の地魚三点盛り、昨日と違うメニューになってますね」と、常連のお客様からよく声をかけていただきます。そうなんです、わざと毎日変えているわけじゃなくて、毎朝届く魚の顔ぶれが変わるから、自然とメニューが変わるんです。
今日はその「当たり前だけど、実はかなり大変なこと」の裏側を、少し正直にお話しさせてください。
こんな方におすすめ
- ✅ 岡崎市内で「本物の魚料理」が食べられるランチを探している方
- ✅ 子連れでも気兼ねなく入れて、大人も満足できるお店を知りたい方
- ✅ うおのぶ食堂の地魚三点盛りが気になっているが、何が出るか分からなくて注文を迷っている方
- ✅ 毎日家族の食事を作っていて、たまには本格的な和食を外で食べたいと思っている方
- ✅ 창업昭和42年から続く「魚信」の味がどんなものか知りたい方

Contents
祖母・乃武子から受け継いだ「目利き」という名の財産
うおのぶ食堂のルーツは、昭和42年創業の「味の集会場 魚信」です。創業者は私の祖母・乃武子(のぶこ)。もともとはスーパーマーケットの4坪の鮮魚店から始まりました。「魚信」という名前は、祖母の名前からとったものです。
子どもの頃、魚信の隣にある祖母の家でよく遊んでいた私は、毎朝仕入れの箱を開ける祖母の背中をよく見ていました。箱の中の魚を一匹ずつ手に取って、目を見て、エラをめくって、においを確かめる。そのたびに「今日はこれ」「これはもう一日待つ」と独り言のように言いながら、瞬時に判断を下していく。子ども心に「すごいな」と思っていましたが、当時はその意味が分かっていませんでした。
実は、私には幼い頃から海鮮アレルギーがあります。カニの匂いを嗅ぐだけで全身に症状が出たり、魚介の出汁を誤って口にして救急搬送されたことも。だから家族からも「お前は魚信を継げない」と言われていました。魚の箱を一緒に開けながらも、私は魚そのものを食べることができなかった。でも、祖母は一度もそのことで私を遠ざけませんでした。
「見るだけでも、分かることはある。目で覚えなさい」
そう言いながら、魚の目の澄み方、皮の張り、腹の張り具合を教えてくれた祖母。今思えば、あの朝の時間が私の「目利き」の原点です。
「毎朝違う」は、手を抜けないということ
高校卒業後、私は滋賀県の和食店で修行しました。アレルギーがあるから魚を食べることはできない。でも、だからこそ「見て・触れて・仕込んで」覚えた知識は、人一倍丁寧に積み上げてきたつもりです。
2019年にうおのぶ食堂をオープンしてから、地魚三点盛りは看板メニューのひとつになりました。毎朝届く魚の状態を確認して、その日に一番おいしく出せる切り方・盛り方・添えるものを考える。前日と同じ魚が来ても、脂の乗り方や熟成の具合が微妙に違うので、同じように出すとは限りません。
正直に言うと、これはとても手間のかかることです。毎日メニューを固定してしまえば、仕込みも段取りも楽になる。でも、それをやってしまった瞬間に「今日一番いい状態の魚を出す」という本質から外れてしまう気がして、ずっと続けています。
お客様から「今日は何が出ますか?」と聞かれることもあります。その日の朝に仕入れてみないと分からないことも多いので、「来てからのお楽しみです!」とお答えすることもあります。それが不便に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その「分からなさ」の中にこそ、毎朝真剣に向き合っている証拠があると思っています。
✓ ここまでのポイント
- 地魚三点盛りが毎日変わるのは「演出」ではなく、その日の魚の状態に正直に向き合った結果
- 創業昭和42年の魚信から受け継いだ「目利き」が、うおのぶ食堂の地魚メニューの土台になっている
- アレルギーを持ちながらも「見て・触れて・仕込む」ことで磨いた職人の感覚が生きている
「魚が苦手」な子どもも笑顔になれる理由
うおのぶ食堂には、平日のランチタイムに小さなお子さんを連れたお母さんがたくさん来てくださいます。岡崎市内の近隣の保育園や幼稚園の行事帰り、ママ友とのランチ会、東公園や南公園でひと遊びした帰りなど、さまざまなシーンで立ち寄っていただいています。
そのとき、よく聞くのが「うちの子、お刺身はまだちょっと…」という声。大丈夫です、全然問題ありません。うおのぶ食堂の看板メニューはエビフライと自家製唐揚げ。お子様向けのキッズメニューもご用意しています。
ただ、一方でこんなことも起きています。地魚三点盛りがテーブルに運ばれると、隣のお子さんが「それ何ー?」とのぞき込んでくるんです。お母さんが「ちょっと食べてみる?」と一切れ取り分けると、意外とパクっと食べちゃう。「え、おいしい!もっと!」ってなることが珍しくない。
鮮度がいい魚は、臭みがない。それだけで子どもの反応が変わります。毎朝の仕込みにこだわる理由のひとつは、実はそこにもあります。
「お座敷があるから小さい子連れでも安心。名物のエビフライタワーには子どもが大興奮で、家族のいい思い出になりました」
お客様の声(30代・女性)
「国産米油で揚げているからか、ドカンとボリューム満点なのに胃もたれしません。美味しい八丁味噌のお味噌汁もおかわりできて、ママ友とお腹いっぱい大満足です」
お客様の声(40代・女性)
「運命は自分のもの」——三代目として今日も厨房に立つ理由
アレルギーのある私が魚料理の店に立つのは、傍から見ると不思議に映るかもしれません。自分でも迷った時期がありました。でも、祖母が言った言葉が今も頭に残っています。
「宿命と運命は違う。変えられるものと変えられないものがある。でも、変えようと努力すれば、運命は自分のものになる。」
魚を食べられないことは変えられない。でも、魚を美しく仕込む技術を磨くことは、諦めなければできる。その積み重ねの先に、今のうおのぶ食堂があります。
地魚三点盛りを注文してくださったお客様が「今日のお刺身、すごくおいしかった」と言ってくれるとき、私は自分では味わえないその一皿を、全力で誰かのために作れているんだと感じます。それが、毎日厨房に立ち続ける一番の理由です。
エビフライが看板メニューのお店で、なぜ地魚三点盛りにこだわるのか——それは、創業昭和42年から魚信が大切にしてきた「本物の魚の味」を、うおのぶ食堂でも気軽に楽しんでほしいという気持ちがあるからです。毎日家事や育児を頑張るお母さんたちに、「今日の一番」を届けたい。その気持ちは、開店当初から変わっていません。
まとめ:今日のお刺身は、今日しか食べられない
毎朝届く魚の顔ぶれを見て、その日の「朝獲れ地魚三点盛り」を決める。昨日と同じ日は一日もない。それがうおのぶ食堂の地魚三点盛りが「毎朝違う理由」です。
岡崎市内で子連れランチを探しているお母さん、ママ友との集まりでちょっと特別感のあるランチを楽しみたい方、毎日の家事から解放されて誰かが作った本物の和食をお腹いっぱい食べたい方——ぜひ一度、うおのぶ食堂に立ち寄ってみてください。
お座敷席もご用意していますので、ハイハイ時期の小さなお子さん連れでも安心してお過ごしいただけます。店内は活気がありますから、お子さんが少しはしゃいでも大丈夫。周りの目は気にせず、ご家族でワイワイ楽しんでいってくださいね!
ご飯と八丁味噌のお味噌汁はおかわり自由(3杯まで無料)なので、遠慮なくお腹いっぱい食べてください!今日も米油でサクサクに揚がってますよ!
メニューの内容やお席の空き状況など、お気軽にご確認ください。お電話でのご予約・お問い合わせも大歓迎です。お待ちしております!
